Noble Kitchens 胃に優しい、野菜たっぷりリゾット
今日の Noble Kitchens は、ダイエットメニュー & 胃腸を整えられる「野菜たっぷりリゾット」を作ります。
今回はシャトルシェフを使って調理していますが、普通のお鍋とカセットコンロで作れますし、簡単で美味しいので、よかったら作ってみてください。
キャンピングカーの狭いキッチンで効率よく調理するポイント!
①(シンクで)野菜などをまとめて洗う。
②(シンクの耐熱蓋を閉めて作業台の面積を広げてから)まず野菜や果物を切る。
③(包丁と まな板が汚れる)肉・魚を最後に切る。
④下ごしらえした食材を、炒める・煮る。
⑤盛り付ける。
の順番で作ると効率よく調理できます。
「野菜たっぷりリゾット」
材料=パックご飯・ベーコン・玉ねぎ・じゃがいも・人参・大根・マッシュルーム・きゅうり・トマト・トマトジュース・ローリエ・オリーブオイル
調味料=塩・コショウ・砂糖・しょう油・バルサミコ酢・タイム・チューブニンニク・コンソメ
「牛窓」の夕暮れの景色を観ながら料理を開始しましょう。
はじめに野菜などを全て洗ってしまいます。 この後、シンクは使わずに耐熱蓋を閉めて作業台として使います。
次に野菜とベーコンを切りますが、その都度 包丁と まな板を洗うと効率が悪いので、途中で汚れが気に成ったらキッチンペーパーを利用して拭き取ってください。 そして最後に 一回 洗いで済ませます。
包丁仕事を始める前に、耐熱蓋の上にラップを敷きましょう。 ラップを敷くと衛生的ですし、最後の掃除も楽に成ります。
きゅうり とトマトを切っていきます。 この ふたつは最後の行程で鍋に入れるので、別のボールに取っておいてください。
キュウリは5mm角のサイコロ状に切ります。
併せてサラダに飾るキューリも切ってしまいます。 ※写真右側に切り終わったスライスきゅうりが写っています。
トマトは くし切りにします。 サラダに使う分も併せて切って、ラップでくるんで冷蔵庫にしまっておきます。
火の通りが悪い人参は、少し小さめの5mm角サイコロ状に切ります。
じゃがいもは食感と存在感を持たせたいので、やや大きめに1cm角に切ります。
外の景色は 夕暮れ時です。
ノーブルのキッチンには窓があるので、景色が自然と目に入ってきます。
この綺麗な景色に目をやりながら調理していると、とても気分がいいんですよ!
玉ねぎを粗みじん切りにします。
ベーコンは3cm長さで拍子木切りにします。
口の中にベーコンが入ってきたのが解って、噛んでいるうちに美味しさが広がっていく、丁度いい大きさです。
玉ねぎとベーコンは、煮る前に軽く炒めるので、ボールには入れずに直接 鍋に入れてください。
マッシュルームも入れます。
他のきのこで代用できます。 きのこは旨味が強いので一種類は入れてください。
さあ、包丁仕事は終わりました。 ここからは火を使っていきます。
ほら、ラップを使うと汚れずに清潔でしょう。
キャンピングカーのキッチンは使い慣れないと効率が上がりませんし、ここまでの作業を家庭のキッチンで済ませてくるのも得策です。
コンロに火を付けます。 ノーブルのコンロには点火装置が付いているのですが、点きが悪い時があるので私は着火マンを使っています。
隣り合わせた延長作業台との間をアルミの天ぷらシートで仕切ると、飛び散り汚れが無くなり、火が移る心配もありません。
玉ねぎとベーコンを炒めます。
玉ねぎは炒めることで玉ねぎ臭さが消えますしグンと甘みが出てきますから、ひと手間ですがオリーブオイルで炒めます。 ベーコンも炒めると、旨味がオリーブオイルに移りスープを美味しくしてくれます。
玉ねぎが透き通ってくればOKです。
うっかり大根を切り忘れていました。
大根は火の通りが良いし、存在感も出したいので やや大きめの1cm角に切ります。
鍋に、トマトと きゅうり以外の材料(人参・じゃがいも・マッシュルーム・大根)を入れてから、水をかぶる程度まで入れます。
ごはんを投入します。 今回はパックごはんを使っています。
鍋にご飯を入れたら、しゃもじや お玉を使って 崩してあげてください。
ここからは味を決めながら煮ていきます。
最初にコンソメを入れてください。
ここでトマトジュースを入れるのが俺流です。
私は よく料理でトマトジュースを使うのですが、仕上がりがさっぱりした感じに成ります。
このパック 1本全部を入れてしまいます。
次はバルサミコ酢を少々、(赤ワインでも代用できます)、味の深みを付けるために入れます。
香り付けに、ローリエを一枚入れます。
塩は早い時点で少し入れてあげます。 こうすると浸透圧で野菜に早く火が入るんです。 塩は少しだけ! まだ塩加減を決めてはいけません。 イメージ的には自分が入れたいなと思う量の1/3~半分くらいです。
砂糖を少し入れます。 砂糖は甘さのかたまりですが、砂糖を少し入れることで味の深みが増しますし、角の取れた丸い味に成ります。 特に根菜類との相性はバッチリで、より根菜からの甘みを引き出してくれます。
一度蓋をして、しっかり沸くまで煮込みましょう。
鍋が沸いてきました。 アクを丁寧にすくいます。
ここから風味をプラスしていきます。
コショウを適量入れます。
あればタイム等も入れてください。 タイムはお肉やお魚の煮込み料理にあい、臭み取りにもなります。
フレッシュ感を残したいトマト&きゅうりは最後に投入します。
そして私達日本人が好きな お醤油です。 お醤油で味を付けるのではなく、隠し味・仕上げのひと味です。 ほんのちょっと入れることで味が丸くなり、尾を引くような美味しさが いつまでも口の中に残るように仕上げられます。 くれぐれも ほんのちょっと入れてください。
最後に味を見て、塩で塩梅を調えます。 決め過ぎずに やや薄味に決めてください。
シャトルシェフで煮込む場合は、保温調理を開始してからは加熱できませんから、蓋をして しっかりと再沸騰させてから火を止めます。
あとは保温調理器に内鍋を収めて15分煮れば完成です。
普通のお鍋で作る場合は、上記のトマト&きゅうり投入からの行程は他の材料に火が通ってからの仕上げ工程に成ります。
おっと、にんにくで香り付けするのを忘れました。
こんな時は慌てずに、保温調理が済んでから、鍋に ひと混ぜしてあげます。
シャトルシェフで保温調理している間に、サラダ&果物を作ります。
果物に臭いを移したくないので、まな板を違う物に換えました。 2枚用意しておくことで、野菜用と魚用など、その日の料理に合わせて使い分けられます。
キュウイは色の違う物を買ってきました。 互い違いに並べると綺麗です。
よし、サラダも盛り付け完了! お正月だったので我が家の冷蔵庫から持ってきたタラバガニも添えて、豪華版です。
今日の料理が完成で~す。
リゾットは華がないので、サラダを付けたことで豪華に感じました。
味の方は、スプーンで口に運ぶ度に色んな野菜の触感と旨味がまじり合って、我ながら狙い通りに美味しく出来ました。 トマト&きゅうりのフレッシュ感もよかったです。
そして、この料理の特徴は お年寄りから赤ちゃんまで食べ易いところです。 新年会で疲れた お父さん方の胃腸を整えるのにも いい料理です。
キャンピングカーのキッチンは慣れないと狭くて使い辛いです。 それでも、出来立てのお料理は美味しいですし、キャンピングカーで作って食べればこそで 美味しさは倍増して 家族の笑顔まで保証付きです。 洗う・切るの行程さえ家庭のキッチンで済ませてくれば簡単に調理できますから、皆さんもよかったらキャンピングカーのキッチンで手料理を作ってみてください。
今回の記事を終わります。