「ZiL Noble 白書」 Photo・・・瀬戸内の風に癒されて~

キャンピングカー ZiL Noble で出掛けた先の写真をアップしています

  ZiL Noble でキャンプするのが好きです。 自然の中に身を置いて、ノーブルのリビングソファーで風を感じながら珈琲を飲む、それが私にとって至福のひと時なんです・・・・

2016.02.07 母と二人、渋川海岸でデイキャンプ その2 (キッチンでオムライスを作ろう!)

さてと、手料理を作って母に食べさせてあげるとするか。

今日は母のリクエストで「オムライス」を作る。

オムライスも色んなバリエーションがあるが、今回は昔ながらのオムライスだ。

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キャンピングカーのキッチンだが、昨今の国産キャブコンは外国車に負けないほどに充実した台所装備(キッチンストッカー・シンク・ガスコンロ・冷蔵庫・換気扇・ダウンライト・電子レンジ 等)が備わってる。

私が乗っている ZiL Noble のキッチンは電子レンジ以外の必要な全てが標準装備だし、レイアウト的にも料理をするのに とても適している。

家庭の台所までとはいかないが、ノーブルのコンパクトなキッチンでも使い慣れてくれば 今日作るオムライスくらいなら普通に作れる。 

 

私はこのノーブルのキッチンが とても気に入っている。

料理を作っている時は余計なことを考えずに集中できるので、自分には いいストレス解消となるのだ。

我が家でも日頃から ほとんど私が料理を担当している。 そもそも料理作りが好きで、共働きであり、妻は外で働き 私は家の中で仕事をしているので自然とそうなる。

平日は仕事の合間に短時間で料理をしなければ成らないから手の込んだ料理など作れないが、休日ともなれば時間を使えるので夜食なら5~6品は作ってしまう。

ノーブルで出掛けた時には品数こそ多くは作れないが、じっくり集中して料理作りを楽しめるのがいい。

 

簡易の包丁研ぎ機だ。

走行中の揺れで包丁がプラスチックのケースに擦れて切れ味が落ちる。 だから使う前には必ず研いでいる。 砥石で研ぐのとは切れ味は違うが、まずまずいい感じで研げるから重宝している。

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シャトルシェフの内鍋をコンロに掛けてご飯を炊く。

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こんな具合に蓋の隙間から蒸気が出てきたら火を弱火に落として9分間煮る。

この9分と言う時間を見つけるまでに随分と試行錯誤を繰り返した。

弱火に落として炊いていくと、蓋の隙間から出ていた蒸気に混じり白い煮汁が吹きこぼれてくる。 そのまま煮込んで9分経ったら、後は真空保温調理器に内鍋を収めて ほったらかしておけばいい。

シャトルシェフは保温性能も高いから このまま蓋を開けずに置いておけば夕方まで温かいままで食べられる。

 

オムライスに使う食材を細かく切っていく。

今日入れる具材は、人参・ピーマン・マッシュルーム・玉ねぎ・鳥もも肉だ。

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トマトはサラダ用だ。

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キャンピングカーのキッチンでは、サランラップを便利に使おう。

衛生的だし掃除も楽になる。

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まな板を替えて鳥のもも肉も切る。

スプーンですくうごとに お米と一緒に口に入る大きさだ。 火を通すと ちじむので やや大きめにカットする。

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ケチャップにマヨネーズを加えてコクを増し、隠し味に醤油を使う。

醤油は入れすぎると和風な感じに成ってしまうので、ほんのちょっとでいい。

醤油はどんな料理にも合うし、旨味がいつまでも尾を引く味に変えてくれる魔法の調味料だ。

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ケチャップライスを炒めよう。

フライパンを2口あるガスコンロの右側を使って強火で焼いていく。(ZiL Noble のコンロの火力は 左側=小・右側=中です。)

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フライパンがしっかり温まったところで、鳥肉と玉ねぎとマッシュルームを炒める。 ここで少しだけ塩コショウをしておく。

マッシュルームにはシイタケより数倍多い旨味成分(グルタニン酸)が含まれている。

 

塩の使い方は なかなか奥が深い。

塩を少々使うことで、鶏肉は旨味が引き立ってきて、玉ねぎは甘みが増す。

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ご飯がいい具合に炊きあがった。 この炊きたてのご飯で「卵かけご飯」が美味しいのだが、今日は具材と炒めてもっと旨くする。

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フライパンに ご飯を投入し、人参とピーマンも炒める。

ピーマンは色合いもいいが香りが とても良く成るので必ず入れたい。

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ケチャップと塩コショウで味を調える。 隠し味に少々のコンソメ顆粒を加える。

味を決め過ぎない様に やや控えめがプロっぽい味に成る。

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仕上げに白ワインで香り付けする。

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ここからは卵だ。 手早く調理しないとケチャップライスが冷めてしまう。

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ここが腕の見せ所、フライパンを上下にあおってクルン。 よし、二つとも上手に巻けた!

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後は付け合わせのサラダだ。 家の台所でグリーンリーフを洗ってきた。

調理工程の全てをキャンピングカーだけで済ませずに、家庭で下ごしらえしてくるのもキャンピングカーのキッチンを上手に使うコツだ。

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今日の料理が完成した。

インスタントのコーンスープも添えれば御馳走だ。

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「お母さん、お待たせしました。 どうぞ食べてください。 味はどうかなぁ・・・」

「・・・うーん、すごく美味しい。 いい味に作ったねぇ! その辺のレストランで食べるより あんたの料理の方が美味しいよ。」

それ程では決してありませんが、出来の悪い息子が母に親孝行してあげられるのは こんな事くらいだから 喜んでもらえてよかった。

美味しさの秘密は、やっぱり「キャンピングカーのリビングで絶景を眺めながら食すからこそ」なんだと思う。 それは同時に、私には特別な満足感と成っている。

 

食事が済んで、ノーブルの写真を撮ってみた。

このキャンピングカーは本当によく出来ていて、使い慣れる程に満足度が高まる。

仕事があるから無理な話だが、毎日こいつで あちこちを旅して廻ったら「どんなにか楽しい」のだろうと思う・・・

 

つづく

 

参考=撮影機材 (PENTAX K-5・PENTAX-DA 18-270mm)