2016.02.07 母と二人、渋川海岸でデイキャンプ その1 (瀬戸大橋を臨みながら・・・)
キャンピングカーに乗りはじめて三年目に入った。
この二年間でいろんな所へ出掛けた。
道の駅は勿論のこと、地方都市に城下町、太平洋と日本海と瀬戸内海を臨み、風光明媚な景色や由緒ある町並みに触れて肌で感じ、その土地の人と出逢い 食に舌鼓を打つ・・・・
井の中の蛙である こんな自分ですら、沢山のことを知れて とても勉強になっている。
更には、名も知らなかった小さな島や港に海岸、時には人っ気の無いダム湖など、キャンピングカーを購入しなければ きっと一生行くことのない場所にも出掛けることが出来て、その都度キャンピングカーごと自然の中に溶け込んでは感動し癒されている。
そして何より感じるのは、家族と共に愛車 ZiL Noble で出掛け過ごした有意義な時間が、何にも代えがたい大切な思い出として 自然に心に刻まれていくことだ。 それが私には幸せに感じられて、充実感に満ちた毎日を送っていられるのだ。
今日は母を連れて瀬戸内の海を観にきた。
この一日も忘れられない素晴らしい思い出となるだろう。
岡山県の渋川海岸に到着した。 昨年に一度来て、今回が二度目である。
海岸伝いの国道沿いに在る瀬戸内の海が眺望できる無料の駐車場だ。
海に張り出した駐車場の、左端のポジションにノーブルを停められた。
青い空に浮かぶ白い雲がゆっくりと流れ、海面のきらめく乱反射はリビングの天井を照らしてくれている。
母「あっ、鳥! 鳥が飛んできたよ」
私「えっ、どこ?」
母「ほら、すぐそこだよ」
私「ほんとだぁ、カメラで撮れるかなぁ・・・」
渋川海岸に着いて早々に小鳥さんが歓迎に来てくれた。
野鳥には疎いので何と言う鳥かは解らなかったが、綺麗な青い鳥だ。
きっと母に幸せを運んできてくれたのだろう。
母は足が悪いため常にサードシートが特等席だ。 今日のキャンプポイントは正に「母のために用意しました」と言うほど、母の眼に映る景色は最高だ。
「海が綺麗だねぇ・・・」
正面に雄大な瀬戸大橋が観える。
この橋が本州と四国の流通の要となって、私達の生活を支えてくれている。
すぐ目の前が瀬戸内の海。 このロケーションなら母もご機嫌だ。
キャブコンの車窓は人が地面に立って見る視線よりも更に高い位置に設けてあるので、普通なら味わえない眺めの良さが大きな魅力のひとつである。
「 見晴らしがいい」キャブコン乗りの方のブログでは時々使われている言葉だが、本来は「丘から街を見下ろすとよく見える」ような条件で使われる言葉のはずだ。
それでもキャブコン乗りの人からすれば自然と使いたくなる表現なのだ。
さてと、手料理を作って母に食べさせてあげるとするか。
今日は母のリクエストで「オムライス」を作る。
オムライスも色んなバリエーションがあるが、今回は昔ながらのオムライスだ・・・
(つづく)
参考=撮影機材(PENTAX K-5・PENTAX-DA 18-270mm)