2016.02.07 母と二人、渋川海岸でデイキャンプ その3 (瀬戸内の海を撮る)
食事が済んで、ノーブルの写真を撮ってみた。
このキャンピングカーは本当によく出来ていて、使い慣れる程に満足度が高まる。
仕事があるから無理な話だが、毎日こいつで あちこちを旅して廻ったら「どんなにか楽しい」のだろうと思う。
エントランスドアを開け、外へ出た。
風はさほどないが、ひんやりとした空気だ。
私は、デジタル一眼レフカメラを趣味にしている。
自己満足な素人写真しか撮れないが、構図を決めたら息を止めてシャッターを切る瞬間が好きだ。
銀塩カメラしかなかった時代はフィルム代と現像代が必要で お金のかかる趣味だったが、今のデジタル式に変わってからは失敗を気にせずに撮りまくれる。
中学生の時 大場久美子さんが出演するCMを見て欲しくなり、ずっと貯めてきたお年玉を使ってオリンパスOM10と言う一眼レフカメラを買った。 買ったがいいが 買ってからもお金がかかる。 結局は子供のこづかいでは写真を楽しむことはできず、大人に成っていくうちに ほとんど使わないまま いつの間にかレンズが白くカビてしまって捨ててしまった。 今 思えば捨てずに持っていればよかったのだが・・・
そんなこともあって、心のどこかにいつかもう一度 一眼レフカメラを手にしたい気持ちがあったのだと思う。 9年ほど前に御殿場のアウトレットに妻と出掛けた時、Nikonブースにて「いつも私ばかり買い物してるから あなたにも買ってあげる」と妻が買ってくれて、それからデジタル一眼レフカメラをはじめた。
今日の天気は曇りがちだ。
さっきまで お日様が出ていたのに、雲に隠れてしまった。
でも案外こんな時に いい画が撮れたりする。
撮ってみると、うーん 今ひとつだ、車体とバックの露出が違いすぎる。
他の角度でいい構図は無いものか・・・
駄目だ露出が合わずに車体が暗く写ってしまう。
瀬戸内の素晴らしさを伝えたいのに、この写真ではブログには使えない。
それにしても ZiL Noble は、やっぱりデカイな。
おっ! ノーブルの車体に空が映り込んでいるぞ。
ここだ、この角度でこの天候で、今の瞬間の条件だからこその一枚だ。
よし、今度は海だ。
うーん、天気が悪いと海は灰色だ。
船だ! 船が遠くに見える、こいつを望遠ズームで狙うか。
ズームの望遠側いっぱいで捉えられた。 今日は三脚を持っていないから脇をしっかり締めて手ブレしないようにシャッターを切る。
船の進む方向を見据えて、背景を計算する。 この瞬間と言うタイミングで構図を少しずつ変えながら連続して何枚も撮る。
いい感じで撮れた。
一枚は四国側のコンビナートをバックに中型の輸送船を収めた。
もう一枚は、瀬戸大橋の手前を通る輸送船だ。
形からして2隻ともタンカーかもしれない。
こちらはセピアモード撮影の方が雰囲気よく撮れたかなぁ。
少し雨まで降り始めた。
この天候ではこれ以上の写真は撮れそうもないから、ノーブルに戻ってのんびりとするか。
さっきの昼食の後片付けをしよう。
まずコンロを掃除しておこう。 お気に入りのキッチンだから大切にしてあげなくては・・・
つづく
参考=撮影機材(PENTAX K-5・PENTX-DA 18-270mm)