九州の皆様と、「ZiL Noble 白書」をお読みくださっている皆様へ
お世話になります。
「ZiL Noble 白書」を書かせていただいておりますTakaと申します。
九州の大きな地震により被害をうけてしまった皆様、本当に大変なことで どうお見舞いを申し上げればよいか言葉がみつからないほど被災された皆様にとって とても苦しい出来事であり、今なお 辛く不安な日々をお過ごしのことと思います。
私などはTVの画面でしか知ることができませんが、それは もう本当に大変な思いをされておられることでしょう。
ブログで繋がったお二人のキャンピングカーオーナーの方は、お二人とも九州の方で とても大変な思いをされておられますが、ブログの記事を読ませていただき ご家族皆様ともにご無事とのことで安堵しております。 その記事の中でキャンピングカーが被災中に役立っていることを伝えてくれていました。 キャンピングカーさえあれば被災したって何もが大丈夫な訳ではありませんが、家族にとってキャンピングカーとは心を繋ぐ宿り木に成ってくれていると思います。 被災した時のためにと買う方はいないと思いますが、そんな利点や所有する意義を「少しずつ多くの方に解っていただけるといいなぁ」と、個人的に思っております。
こんな時に何もできずにいる私は、本当に申し訳ない気持ちでおりますが、なんとかこの思いだけでも届けたいと募金をさせていただきました。 今の私には募金することくらいしかできませんが、苦しんでいる方のために 被災地でご尽力されている皆様には頭がさがる思いです。
私事ですが、H26年から「ZiL Noble 白書」のブログを趣味で書きはじめ、ひき続いて姉妹館の ”Photo・・・瀬戸内の風に癒されて~” も書かせていただいておりましたが、九州の地震が起こり、皆様が苦しい思いをされている時に、自分の自己満足なブログなど書く気には成れなくなってしまいましたため、この記事をもってブログの更新を休止とさせていただきます。
私はブログを休止しますが、こんな時こそ明るい話題の記事を書いてくださる方が居てくださることは とても有意義なことですから、キャンピングカーのブログを書かれている方は どうぞ楽しいキャンピングカーの記事を書かれてください。
被災者の皆様には どうか希望を持って苦難を乗り越えていただきたいですし、長引くほど体調面の心配もありますし どうか一日でも早く、被災された皆様の平穏が戻ることを、被災地の早期の(心もふくめた)復興と、あわせて日本中のキャンピングカー乗りの皆様が いついつまでも幸せで暮していってくださることを心より お祈りいたしましてブログは お休みさせて頂きます。
これまで「ZiL Noble 白書」を、お読みくださっていた皆様、長い間 本当にありがとうございました。
2016.02.07 母と二人、渋川海岸でデイキャンプ 完 (瀬戸内は今日もドラマティックだった)
少し雨まで降り始めた。
この天候ではこれ以上の写真は撮れそうもないから、ノーブルに戻ってのんびりとするか。
さっきの昼食の後片付けをしよう。
まずはコンロを掃除しておこう。 お気に入りのキッチンだから大切にしてあげなくては。
このコンロはコンパクトだが2口あるのでとても実用的だ。
カセット式ガスボンベ2本を並列で使う方式で、新品のボンベからだと かなり持ちはいい。
火力は家庭用と比べると弱いから中華料理のように強火で一気にみたいな使い方はできないが、普通に煮炊きしたり炒めたりできる。
このコンロの性能を活かすには、ぴったり合った大きさの鍋やフライパンで調理することがポイントだ。
さっきの調理で油汚れしたので、洗剤で磨いてあげよう。
ちなみに二つあるコンロの真ん中上寄りに写っている丸いくぼみは排水溝で、水を流してもグレータンクに流れるように成っている。
よし、綺麗になった。 ピカピカで気持ちがいい。
次は食器類を洗う。
ZiL Noble は温水ボイラーが標準装備だからシンクの蛇口をひねるとお湯が出てくる。
お湯が使えるので食器や鍋の油汚れも簡単に洗い落とせるし、水切れもいいから とても便利に感じている。 もし水しか使えなければ冬場なら冷たくて大変だろう。
キャンピングカーなら必ず付いている装備ではないのだから、有難く使わなくては。
私は速乾タイプの水きり用マット&布巾を使っている。
この辺は妻が全部用意してくれたのだが、男では知らない事を知っていて いつも流石がだなと思う。
はい、洗い物は終了です。 ささっと簡単に済ませました。
キッチンの窓を雨粒が濡らしている。
「外は雨か」せっかく母を連れてきたのに雨空に成ってしまった。
天気予報では まずまずだったのに、この後の景色は期待できそうにないかな。
天気は今ひとつだが、こんな時は甘いものを食べて過ごそう。
今日のケーキはスーパーで買ってきたリーズナブルなモンブランだ。
それでもノーブルで食べれば美味しく感じるのだ。
添え物のフルーツをカットする。
珈琲のお湯を沸かしていると・・・
辺りがサーッと明るく成ってきた。
雲の切れ間から太陽の光が降り注いできた。
西に傾きはじめた太陽が、瀬戸内海を丸ごと照らしてゆく。
これから母とケーキをと言う時に、なんとグッドタイミングなんだろう。
雨が上がり、靄がかっていた空気が澄んできた。
海面が透き通って、岩場に自生した緑色の藻が揺らいで見える。
「お母さん、ケーキの用意ができました。 どうぞ食べてください。」
「わー、美味しそう!」
幻想的な瀬戸内の景色を眺めながら、母と二人でケーキを食べた。
「キレイな空と海だねぇ・・・」
「ほんとだね。 今日、お母さんに綺麗な景色を見せてあげられてよかった。 ノーブルでキャンプに来てホントによかったね・・・」
自然を観察していると本当に面白い。 一瞬ごとに違う顔を見せてくれる自然。
今、この瞬間の光景は「今だけで」二度と同じ色に染まった景色を観ることはできない。
それが自然の不思議だし、瀬戸内の清々しい程に この雄大な景色を観ていると 心の中まで浄化され癒されてゆくのだ。
もし、乗用車でドライブに来ていたなら この場に居留まってなどいなかっただろう。
キャンピングカーだからこそ、こんなドラマティックな体験が出来るのだ。
だからこそノーブルキャンプは病みつきで止められないんだ。
そう言えば、ここに着いて早々に「青い鳥」が目の前に飛んで来てくれた。
この瀬戸内の綺麗な景色を母に見せてくれたのは、きっとあの青い小鳥なのかも知れない・・・・
完
参考=撮影機材(PENTAX K-5・PENTAX-DA 18-270mm)
2016.02.07 母と二人、渋川海岸でデイキャンプ その3 (瀬戸内の海を撮る)
食事が済んで、ノーブルの写真を撮ってみた。
このキャンピングカーは本当によく出来ていて、使い慣れる程に満足度が高まる。
仕事があるから無理な話だが、毎日こいつで あちこちを旅して廻ったら「どんなにか楽しい」のだろうと思う。
エントランスドアを開け、外へ出た。
風はさほどないが、ひんやりとした空気だ。
私は、デジタル一眼レフカメラを趣味にしている。
自己満足な素人写真しか撮れないが、構図を決めたら息を止めてシャッターを切る瞬間が好きだ。
銀塩カメラしかなかった時代はフィルム代と現像代が必要で お金のかかる趣味だったが、今のデジタル式に変わってからは失敗を気にせずに撮りまくれる。
中学生の時 大場久美子さんが出演するCMを見て欲しくなり、ずっと貯めてきたお年玉を使ってオリンパスOM10と言う一眼レフカメラを買った。 買ったがいいが 買ってからもお金がかかる。 結局は子供のこづかいでは写真を楽しむことはできず、大人に成っていくうちに ほとんど使わないまま いつの間にかレンズが白くカビてしまって捨ててしまった。 今 思えば捨てずに持っていればよかったのだが・・・
そんなこともあって、心のどこかにいつかもう一度 一眼レフカメラを手にしたい気持ちがあったのだと思う。 9年ほど前に御殿場のアウトレットに妻と出掛けた時、Nikonブースにて「いつも私ばかり買い物してるから あなたにも買ってあげる」と妻が買ってくれて、それからデジタル一眼レフカメラをはじめた。
今日の天気は曇りがちだ。
さっきまで お日様が出ていたのに、雲に隠れてしまった。
でも案外こんな時に いい画が撮れたりする。
撮ってみると、うーん 今ひとつだ、車体とバックの露出が違いすぎる。
他の角度でいい構図は無いものか・・・
駄目だ露出が合わずに車体が暗く写ってしまう。
瀬戸内の素晴らしさを伝えたいのに、この写真ではブログには使えない。
それにしても ZiL Noble は、やっぱりデカイな。
おっ! ノーブルの車体に空が映り込んでいるぞ。
ここだ、この角度でこの天候で、今の瞬間の条件だからこその一枚だ。
よし、今度は海だ。
うーん、天気が悪いと海は灰色だ。
船だ! 船が遠くに見える、こいつを望遠ズームで狙うか。
ズームの望遠側いっぱいで捉えられた。 今日は三脚を持っていないから脇をしっかり締めて手ブレしないようにシャッターを切る。
船の進む方向を見据えて、背景を計算する。 この瞬間と言うタイミングで構図を少しずつ変えながら連続して何枚も撮る。
いい感じで撮れた。
一枚は四国側のコンビナートをバックに中型の輸送船を収めた。
もう一枚は、瀬戸大橋の手前を通る輸送船だ。
形からして2隻ともタンカーかもしれない。
こちらはセピアモード撮影の方が雰囲気よく撮れたかなぁ。
少し雨まで降り始めた。
この天候ではこれ以上の写真は撮れそうもないから、ノーブルに戻ってのんびりとするか。
さっきの昼食の後片付けをしよう。
まずコンロを掃除しておこう。 お気に入りのキッチンだから大切にしてあげなくては・・・
つづく
参考=撮影機材(PENTAX K-5・PENTX-DA 18-270mm)