2018.3.31 日本一の天守閣から桜咲く城下を見下ろして
四国 お花見キャンプも今日が最終日。
運よく満車の無料駐車場に、出庫車と入れ替わりで置けた。
広場を挟んで駐車場から お城が見える。
山ごと石垣にしてしまったような立派な 石垣を持つ城である。
直線的で複雑な形状が美しい石垣は 地上から60メートルもあり、日本一の高さを誇る。
そして天守閣はとってもコンパクトで、現存する天守閣の中では日本一小さい。
大手門をくぐり城へと続く坂道を登る。
今日は絶好の花見日和と言うこともあって、花見客が列をつくって昇り降りしている。
城は難攻なもの、かなりの傾斜で途中に休憩できる場所すらなく、一気に登るしかない。
日頃からの運動不足がたたって、私も妻も息を切らしながら登りきった。
どうやら私達だけではなく他の方々も同じ様子だ。
登りきると 見事に咲き誇る桜が待っていてくれた。
天守閣は これまで見てきた城から比べると かなり小さく、大き目の やぐらと見間違えるほどではあるが、白壁は青空に映えて美しく 三重の屋根にも構造的な意匠美を感じた。
やっぱり 本物の お城は いいものである。
天守閣の最上部まで上ってみた。
途中の階段はとても急で踏面(ふみずら)も奥行きがなく 上りづらい。
敵の侵入を考慮して わざとかも知れないが、登りきる一段下の踏面だけ やや突き出ていて うっかり右足のスネをぶつけてしまった。 後から上ってきた妻に気を付けるように声をかけた。
窓から外が見える。
「おー、いい眺めじゃのー」
素晴らしい眺望に、スネの痛みも忘れてしまっていた。
格子と格子の間にデジタル一眼レフカメラのレンズを突っ込んで城下の景色を撮影してみた。
丸亀の市街地が見えて、その奥には瀬戸内の海が見える。
※ この写真の中に愛車のノーブルが写っているのですが、見つけられた人は凄く目がいい方です。
天守閣の最上階で しばらく四方の眺めを楽しんでから下る。
城庭の途中とちゅうで 桜の撮影スポットを見つけては足が止まり、また足が止まり・・・
そんなことをしながら 下りていくのが楽しい。
坂を下りきった広場に屋台が並んでいた。
妻が たこ焼きを食べたいと言うから、買って食べた。
桜のピンクの下で 妻と半分こして食べた。
湯気立つ たこ焼きを口に入れると とても熱く そして甘いソースが口いっぱいに広がり美味しかった。
今年は いいお花見ができた。
四国は とてもいい所があるし、まだ行ったことのない名所が沢山ある。
また訪ねてみたいと感じさせてくれた いい旅だった。
ZiL Noble での旅は 私にとって「心のオアシス」の様なもので、なくては困るほどに大切なことなのである。 それも妻が一緒に行ってくれるからこそなのだが。
定年はずっと先だが、定年したら妻とノーブルで やってみたい夢がある。
それは、日本中の競馬場をノーブルで旅しながら巡ること。
そんな夢を見たり、叶えてもくれる、それがキャンピングカーなんだと思います。
だから私は、これからも ずっと 愛車 ZiL Noble と 愛妻を 大切にしていきます。
撮影機材=(PENTAX K-5・PENTAX-DA 18-270mm)