「ZiL Noble 白書」 Photo・・・瀬戸内の風に癒されて~

キャンピングカー ZiL Noble で出掛けた先の写真をアップしています

  ZiL Noble でキャンプするのが好きです。 自然の中に身を置いて、ノーブルのリビングソファーで風を感じながら珈琲を飲む、それが私にとって至福のひと時なんです・・・・

2015.09.29 徳島キャンプ二日目(ロープウェイから見下ろす展望を満喫)

昨夜に我が家を出発して、日付が変わってから松茂PAに到着し、車中泊をしていた。

 

ドルルルルル・・・・・

響き渡る轟音で目が覚めた。

車種には疎いがハーレの様なアメリカンタイプのバイクが2台連れで 入庫してきた。

 

ベンチレーターから射しこむ朝日が心地よい。

「さあ、そろそろ起きて活動を開始するか」

睡眠が あまり深くなかったせいか 今ひとつ頭がすっきりしていない。 それでも5時間くらいは寝ただろうか。

車中泊の環境は静かな程いいが、そんな場所ばかり選んでいては行きたい所へ行けないから高速道路のPAも時々使っている。

 

キャンピングカーの生活感はこんな感じだ。 我が家とは違うが、なんとも居心地はいい。

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パジャマから洋服に着替えて、さあ出発しよう。

 

PA車中泊すると そのまま高速道路の本線に合流できるのがいい。 

ノーブルで徳島自動車道を走行する。 今日は天候に恵まれて気分上々だ。

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高速ではいつでも80km/hで走ることにしている。

ノーマルのサスでは怖くてスピードを出せなかったが、LTコンフォートサスに換えた効果は大で、直進安定性が増したために100km/h近く出しても怖く感じない。 でも、もしものバーストを気にして いつも80km/hでの巡航を心掛けている。

 

徳島はレンコンが特産品だ。 あちらこちらにレンコン畑が在る。

ノーブルの運転席は眺めがいい。 この眺めの良さはカムロードベースキャブコンの魅力のひとつである。

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松茂SAからすぐの徳島ICで一般道に降りる。

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徳島の街の中心にやってきた。

眉山(ひざん)ロープウェイのターミナルの隣にちょうどいいコインPを見つけた。

ZiL Noble にはバックアイモニターが標準装備だし、自分はバックをそれほど苦手としないのだが、死角が多いノーブルだから妻が同乗している時には必ず誘導してもらっている。

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ロープウェイにも乗るつもりだが、朝から何も食べていないし本場の徳島ラーメンを一度 食べてみたかったので街の散策がてらラーメン屋を探す。

土地勘もないし ゆきあたりばったりで散歩しているが なかなか情緒のある町である。

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おおっ、いい雰囲気のラーメン屋を見つけた!

「ここどうかな」「いいね、入ってみようか」

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「阿波屋」の のれんを潜って正解だった。 はじめて食べた本場の徳島ラーメンは とても美味しかったです。

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来た道を戻るつもりが、違う道に・・・ 迷いつつもノーブルまで戻り、手荷物を置いてから眉山をロープウェイで上った。

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展望所からの見晴らしが素晴らしい、徳島市街地が一望できる。 広角レンズを持ってこなかったことに後悔しつつも絶景パノラマを一眼レフで撮って楽しんだ。

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絵葉書に使うならこの構図で どうでしょう。

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何故か横綱白鵬関の名前が刻まれたモニュメントがあった。 後で調べたら奥様が徳島ご出身だそうです。

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恋人同士が南京錠に願掛けして愛の誓いをするらしい。

二人気持ちを合わせて「せーの」で錠を掛けるのだ。 そしてマスターキーとスペアキーをひとつずつ握り 後ろ向きに空高く放り捨て 二度と開けられぬ南京錠に永遠の愛を誓うのだ・・・(すみません、このくだりは私の妄想です)

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南京錠の代わりと言ってはなんだが、「連れ添って20年 ずいぶんと苦労を掛けた分までキャンピングカーで色んな所へ連れて行ってあげるからね・・・」と、都合のいいように思ってしまうのは私だけなんだろうなあと気付きつつ、とにかくいつもキャンプに付き合ってくれる妻と母にはホントに感謝である。

 

街に下りてからテクテクと歩く。 けっこう疲れてきたし甘党の私達にはカフェでの休憩が必要だ。 いつの間にか街散策ではなくカフェ探しに変わっていた。

なかなか いいお店を見つけられないので、デパートなら確実に在るだろうと向った。

徳島駅前の そごうデパート内にある喫茶店に入りホッと一息つく。

 

駅前ロータリーを見下ろせる席に座り、窓から撮ってみた。 今流行りのミニチュアモード設定にするとバスやタクシーがミニカーの様に写せる。 面白い画が撮れたと妻に自慢する まったく子供っぽい自分である。

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注文のケーキセットが来た。 美味しかった。

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そうこうしているうちに、いつの間にか夕刻に成りつつある。

さて、これからの予定をどうするか・・・

妻と相談したが、昨夜からの疲れが溜まってきて徳島の繁華街まで夜食に出掛ける気には成れないとのことだ。 ならば いつもは私がノーブルのキッチンで料理するのだが、私も疲れていて今日は作る気には成れない。

せっかく徳島の駅前まで来たのだが、今日のうちに明日の分まで帰路を稼いで途中で車中泊することに決めた。

 

旅の予定は未定で臨機応変、それができるのもキャブコンは車中泊の制約が ほとんどないからである。 トイレにシンクにベッドルーム、正に走る別荘だから他人様に迷惑さえ掛けなければ何処でも泊まれる。

 

徳島駅からほど近い「あらたえの湯」に立寄った。

旅の疲れは温泉で流す。 のんびりと入って、いい湯だった。

 

スーパーマーケットで夜食を買い込み、徳島自動車道に乗る。

今日はスーパームーンで、丸く大きな月が とても綺麗だ。 残念ながら運転中につき写真を撮れなかったが、スーパームーンを拝みながらノーブルを転がしていると自然と気分は高まった。

 

徳島道から高松道に、津田東ICで一般道に降りて瀬戸内沿いの国道11号を走る。

そして21:00を過ぎて車中泊する道の駅「津田の松原」に到着した。

 

早々にカーテンとロールスクリーンを下ろすが・・・・? おや、なにやら外が騒がしい。

何台か車が集まってきた。 地元の若者達だと思う。

その後も数台集まってきて、意味も無い様なことをしている。

車のエンジンを掛けたり切ったり場内をグルグル走ってみたり、クラクションを何度も鳴らしたり、大声を出したり。 まったく迷惑であるが こちらには何も悪さをしてくる気配はない。

男女が混じっているし、彼らなりの青春なんだろう。

妻は気にしているが、ここから次の車中泊場所を決めて移動を掛けるのは疲れているし面倒くさい。 きっとそのうち居なくなるだろうとTVを観ながら食事をして、疲れていたので寝てしまった。

夜中にトイレで目が覚めたら彼らは居なく成っていたが、道の駅なら静かだろうと期待して来たのに こんなことなら高松道の「津田の松原SA」でもよかったかなあ などと一瞬考えるものの眠気にまかせて寝なおした。

 

(つづく)

 

参考=撮影機材(PENTAX K-5・TAMRON 28-75mm/F2.8)